倉敷も普通にブラックです

塾のブラックバイト、厚労省が改善要請 違法な例示す:朝日新聞デジタル

久々の更新なのに気の滅入る話題なのですが、ブラック塾バイトが問題になっていますね。私の知る限り、岡山・倉敷の個別指導塾の多くも無給の時間外労働とか平気でやってました(現在もおそらく……)。私は某個別指導塾の教室長経験もあるのですが、フランチャイズの出資企業によっては、非常勤講師に無給のビラ配り・事務作業をさせるのなんかもざらで、というかいかに無給で働かせるかが室長の腕だ、といった有様でした。

ただ、ブラック非常勤講師ももちろん問題なのですが、この業界の場合、それに劣らずブラック正社員も大問題でして。少子化の中、一日12時間労働、日曜出勤当たり前、低価格のサービス合戦にしか目のいかないレッドオーシャンなブラック塾が大手・個人塾問わずひしめきあっています。バイトがホワイトになるとしても、正社員がよりブラックになるとしたら、業界全体では解決にはならない気もします。

こっちの方向は、牛丼屋価格競争的な消耗戦が待ってるだけなんですが、塾講師の正社員というのは、長時間労働だけが取り柄のバキバキのブラック戦士タイプも少なくない*1ので、状況の改善は望み薄かもしれません。

血みどろのレッドなオーシャンの中で、高付加価値を与えられる、そんな限りなく透明に近いブルーオーシャンな家庭教師に、私はなりたい。

*1:こういうタイプもそれなりにストレスは抱えているらしく、生徒や同僚に、暴力的・パワハラ的・セクハラ的振る舞いをよくしています